サンの生い立ち!アシタカが「そなたは美しい」と言った理由!【もののけ姫考察】

もののけ姫で衝撃的なヒロインであるサン。

憎悪の塊となってしまった彼女には、隠された理由があった。

また、その姿を見て「美しい」と言ったアシタカの思いとは?


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もののけ姫という作品の中で、主要人物となるサン。

彼女はいつもエボシを殺すことだけを考えている。

なぜサンは復讐に生きることになってしまったのか?

そこには、悲しい過去が関係しているようです。

山犬に育てられたサンの悲しい過去

サンの過去は、モロの君とアシタカの対話の中から読み取れます。

「森を侵した人間が、我が牙を逃れるためによこした赤子がサンだ」

このセリフによってわかる通り、無責任な人間によって捨てられたのがサン。

山犬にも人間にもなれないとても苦しい人生を送ることになってしまったサンは、生きることを教えてくれた山犬を家族と慕い、森を侵すエボシを心底憎んでいる。

怒りと憎悪に満ちたサンという人物像は、幼少期の悲しい過去から来ているものなのだ。

サンの苦悩と葛藤

人間から捨てられたとは言え、モロの君に娘として愛情を受けて育てられてサン。

しかし、どのような生き方をしてきたのかを想像すると、とても苦しい人生だったと推測できる。

その怒りの矛先は、当然エボシのような森を侵す人間へと向けられる。

そこにアシタカという唯一自分の気持ちを察してくれる人間が現れる。

人間は嫌いだがアシタカは好きだというセリフがあるように、何を信じて生きていけばいいのかわからないという苦悩と葛藤が見え隠れする。

山犬はやはり神だった

人間に復讐心を抱きながらも、サンは二足歩行で歩き、人間の言葉を話す。

アシタカと出会っても、山犬はアシタカを襲わないしサンもそれを命じることはない。

山犬は、人間たちを憎んでいるように見えても、心底人間たちを滅ぼしたいとは思っていないのだ。

サンという哀れな子を授かった意味は、ここにあり、人間の心のしっかりと理解はしている。

エボシに対する恨みは、森を焼き払われることだけではなく、その神の想いを汲み取らないところから来ている。

森を侵し、神を冒涜する行為さえしなければ、平和に暮らし、サンが人間界に戻れる日が来るだろうと願っていると見れる。

モロの君は、サンを食い殺すことはできたはずなのに、娘として立派に育て上げ、戦いのさ中でもサンに対してアシタカと生きる道もあると遺していることから、本当に人間を憎んでいるわけではないのだ。

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サンの最終的な決断は?

山犬として生きるか、人間として生きるか。

そのどちらも選ぶことができずに苦しむサン。

しかし、アシタカと出会い、波乱を乗り越えたことによって、どのように生きて行くべきかの自我は芽生える。

作品の最後のシーンでは、モロの君に「解き放て」と言っていたアシタカは、別々の場所で「共に生きよう」という言葉を使い、サンも「人間は嫌い」「でもアシタカは好きだ」と言っている。

一度は互いの感情がぶつかり合うが、最終的には理解し合うという形となっている。

腑に落ちないような結末に見えるが、戦いを終えて何かが変わったことは確か。

サンの最終的な決断は、「まだ決めることはできない」といったところでしょう。

あれだけ激しくぶつかり合っても、まだやっと解り合えたという段階。

アシタカの人生、サンの人生は、これから始まるのだと伺える結末なのでしょう。

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