アシタカの腕の痣が消えないのはなぜか?呪いは解けないのか?【もののけ姫考察】

もののけ姫の主人公アシタカ。

腕に呪いを受けてしまう彼だが、最終的にその痣は消えることはない。

これは、一体何を意味するのだろうか?


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大人気ジブリアニメのもののけ姫。

私たちの心に多くのメッセージを届ける作品となっているが、注目すべきはやはり主人公のアシタカ。

サンとともに、シシ神の森を守ろうとするアシタカだが、最終的には腕の痣が完全に消えることはない。

なぜアシタカの腕の痣、呪いは消えなかったのだろうか。

アシタカが受けた呪いとは何なのか?

作品を見てもわかる通り、村がタタリ神に襲われそうになったところを、やむを得ず矢を放ってタタリ神を退治。

アシタカは、目の前にいる人たちを救うために戦っただけなのだが、この殺生すらも神に抗う行為として呪いを受けてしまう。

そうする他に道はなかったとしても、許されない選択だったとして、村を守った代償として、命を食い尽くす呪いを受けてしまった。

アシタカはなぜ旅立った?

村の長であるヒイ様の言葉にあるように、運命(さだめ)を受け入れるのか、自ら赴くのかは決められる。

そもそも、タタリ神さえも、どこからか呪いをもらい受けてきた神。

その呪いがどこから来るものなのかを突き止め、償いをすることによって解決できるかもしれないという話。

なぜタタリ神をが生まれたのかを知るため、アシタカは旅立ったのです。

タタリ神とはなんなのか?

タタリ神とは、荒ぶる神。

タタリの集合体であって、人間から受けた殺生による憎悪の塊のようなもの。

人間たちをただ闇雲に襲うバケモノではなく、元々は森で暮らす神様。

タタリ神が生まれてしまうということは、それなりの出来事があったことし示し、ヒイ様はそれを察して何かが起こっていると推測している。

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呪いを受けたアシタカはどうなった?

タタリ神に矢を放って右腕に呪いを受けてしまったアシタカ。

彼の右腕には、痣のようなものができ、徐々に広がっていく。

それは、やがて全身を覆いつくして命を奪ってしまうもの。

それと同時に、アシタカの中にある怒りの感情を増幅し、殺戮を繰り返す力を持っている。

これを抑え込んだり、力に頼ったり。

アシタカは、命を削りながらも自らの道を切り開いていく。

アシタカが戦っていた本当の理由

タタラ場でエボシと出会い、文明が森を食いつぶしていることを知るアシタカ。

さらに、森を焼き払い、神の首を奪おうとまでするエボシを必死で食い止めようとする。

それと同時に、モロの君にも会い、和解を促そうと努力する。

なぜアシタカがそこまでしているのか。

その理由は二つ。

単純に、エボシのやっていることが神への冒涜であると同時に、呪いの連鎖を生む行為であったこと。

また、その延長線上の末端として、自分が呪いを受けてしまったこと。

アシタカは被害者となってしまったからこそ、あそこまで必死に戦っていたと言える。

モロの君との対話のシーンでも、「怖いか?」「もうお前に出来ることはない」とモロに心の内を見透かされている。

アシタカの腕の痣が消えないのはなぜか?

アシタカは、心の強い男のようにも見えるが、やはり人間であるということ。

腕に呪いを受けてしまって、どうにか救われたいという思いから、タタリ神の根本を辿り、シシ神を頼っていく。

しかし、シシ神は命は与えてはくれたものの、腕の痣までは消してはくれない。

それでもアシタカは諦めきれず、どうにかシシ神を救い、森と人間との和解を目指す。

この時の彼は、恐らくそれが正しいかどうかはわからないけど、ただ真っすぐに進むしかないという気持ちだっただろう。

これは、旅立つ時にヒイ様から授かった言葉「曇りなき眼で見定める」という信念からくるもの。

最終的には、シシ神に首を返したことによって、人間と森との戦いは一時的な終焉を迎えた。

だが、最後のシーンではアシタカの右腕の痣は薄く小さくはなっていても、完全には消えていない。

これが意味するものは、やはりたった一度だけむをえずに矢を放ったのだとしても、罪は罪。

一生背負わなければいけなくなるということ。

それと同時に、シシ神がアシタカを生かしたことと同じ意味につながっている。

簡単に命を経ったり、神に救われることで呪いを消すことはできない。

その生涯をかけて自らの力で罪を浄化するしかない。

それが、生きるということだという表現だろう。

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